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ポジティブシンキングの落とし穴#2とその抜け出し方

どうも管理人のちはるです。以前、「ポジティブシンキングの5つの落とし穴」という記事を書きました。そこでは、”ネガティブな思考を無理やりポジティブに捉えても逆効果になってしまいますよ”という内容を綴りました。

ポジティブシンキングはおおよそ、メリットの多い効果はあるんですが、安直にポジティブシンキングを信じすぎるのは良くないですよっていうことを、少し極論ではありましたが書かせていただきました。

今回は、前回の続きという要素もありますが、最近資格の勉強をしていてポジティブシンキングの落とし穴にはまった場面がありましたので、補足記事みたいな形になります。

ポジティブに捉えてはいるものの、中々物事が前に進まない人などは是非参考にしていただけますと嬉しいです。

ポジティブシンキングはやる気を奪う場面がある

「ポジティブシンキングはいい考え方じゃないの?」「どうして逆効果になっちゃうの?」と疑問だらけになっていた私でありますが、「ポジティブシンキングは逆効果ですよ」っていうあたりを調べてくださっている、『成功するには ポジティブ思考を捨てなさい願望を実行計画に変えるWOOPの法則』の著者でも有名な研究者、ガブリエル・エッティンゲン博士の実験(R)がとても参考になります。

学生を対象にした実験で、学生たちを2つのグループに分けて、片方のグループには「最高の週末を想像してね~」と伝え、もう一方のグループには「普通の週末を想像してね~」と伝えました。めっちゃシンプルですね。その後、1週間後に再び同じ学生たちを調査したところ、「最高の週末」を想像した学生たちほどいい週末を過ごすことができず、設定していた目標もこなせなかったそうです

なんで、こんなことが起こったのかと言いますと、博士いわく、

ポジティブシンキングは、まるでその目標が達成されたかのような幻覚を脳に与える。その結果目標に向かうための意欲が削がれてしまうのです。 

とのこと。なるほど理解ですね。どうやら、ポジティブシンキングには一時的に精神を落ち着かせたり満足させる効果があるようで、実際に「最高の週末」を想像した学生たちは、収縮期血圧が半減してしまってやる気の素になるエネルギーが減少していたそうです

脳は現実と空想を区別できないっていうことはよく言われていますので、ポジティブシンキングをすることで、脳はバイアスにかかりやすくなってしまい、目標を達成してしまっているように思い込みやすくなってしまうというわけですね。

ポジティブシンキングが効果的な場面は

過去記事合わせて、ここまであんまり”ポジティブシンキングには頼りすぎないほうがいいよ”っていうことを書いてきましたが、なにもポジティブシンキングが全く無意味というわけではありません。特に、アスリートの方などはよく、ポジティブシンキングを効果的に使っている場面などを見かけます。なぜなら、ポジティブシンキングは一時的な精神の安らぎを与えてくれるので、過酷な環境で働いている人やアスリートの方なんかは厳しい現実をやり過ごす良い手段になってくれるわけです。またまた、博士いわく

ポジティブシンキングには、差し迫った不安や悩みを取り去る効果がある。苦しい状況にあって、ポジティブな夢を持つことは、コントロールが効かない困難な環境を耐え忍び、自然と自体が改善するまで待つ忍耐力を与えてくれる

つまり、状況によっては大いに役立つ。体重を減らしたり、たばこを止めたり、新しい仕事を得るためには使えないが、圧倒的な政治体制に耐えたり、砂漠のような環境で生き延びたり、冤罪で捕まった後に希望を持ち続けたりという場面では大いに使うべきだ。重要なのは、ポジティブシンキングの限界を理解して、ポジティブシンキングに多くを望まないことだ

と仰せ。要するに、ポジティブシンキングは応急キットのような感じ。自分の力だけではどうにもならないような緊急の事態、心理的に脅かされているような状態では、ポジティブシンキングは現状を耐え抜くための忍耐力を与えるということで、効果的な場面があるということ。むしろ、それ以外では、あまり頼らない方が良いというわけですね。

サマリー

そんなこんなで今回の記事のサマリーは、

ポジティブシンキングにはあんまり頼りすぎないようにしましょう

という感じ。むやみやたらにポジティブシンキングを推奨してしまうと、こういった負の側面など考慮せず、中々うまくいかないということが起こってしまいます。僕自身も、資格勉強や仕事など、とりあえず結果的なことに対して、ポジティブに考えてしまう癖があり、そのまま放置してしまうということはあります。

つまり、脳が現実と空想を区別できていないような状況ですね。ただ、今回の記事で詳しくは書けませんでしたが、ポジティブシンキングを有効的に活用するコツとしては、”空想を空想ではなくしてしまう”というポイントです。

空想というのはそこにたどり着けるまでに具体的な案や、施策がないような状況であると言い換えられます。つまり、具体的な計画やとることができる具体的な施策さえ決めてしまえば、行動へと結び付けることができます。

もし、ポジティブシンキングで物事をポジティブに捉えましたら、”じゃあ具体的にどうやってそこにたどりつくの?””今すぐできること、もう少し経ったらできるようになっておきたいことは何があるのか?”と次につなげる工夫を自分に問いかけをすることがおススメです。

どうぞよしなに。