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他人からのネガティブに侵されない

ネガティブな感情を受けやすいように僕達の体はできているのですが、日常人からのストレスというものはなかなか避けることが難しいわけであります。

 

新学期となり、環境が新しくなったことで新たな人間関係ができ、合わない人が出てくることは当たり前のです。

 

「基本的にネガティブな人は避けた方がいいのが吉」っていうことが心理学的には推奨されるのですが、今回は「どうしても他人からのネガティブから避けられない!」という方のためにネガティブな感情に侵されないた目のコツを綴ります。

 

今年から社会人になった方や新しく関わる人が増えた方は参考になれば幸いです。

観察者の視点を意識

周りの人が沈んでいたり、機嫌が悪かったりするとついこちらも暗い気持ちになってしまうことってありますよね。これを心理学では「情動感染」と呼んだりします。ちなみに情動感染はポジティブな感情よりもネガティブな感情の方が伝染しやすいと言われています。
何かの会議や何気ない談話をしている時、急に機嫌が悪くなって周りの雰囲気が悪くなったり、急に笑い出して少し気持ちが明るくなったりすることがあると思いますが、あれですね。
この情動感染から免れるための方法を2013年のハワイ大学が行った実験()で示してくれました。
実験内容は、参加者たちに人生で一番嬉しかった瞬間と、一番悲しかった瞬間について語り合ってもらいまして、その様子をビデオに収め、そのビデオを別の参加者たちに見てもらいました。
そこで、参加者には以下の3つのパターンで刺激の強いビデオを見てもらうように呼びかけました。
  1. ビデオ内の相手の感情を理解しようと努めながら見る
  2. ビデオ内の相手になったつもりで見る
  3. あくまでも外部の観察者として見る
すると、やはり喜びよりも悲しみの方が感染度は強かったのですが、3番目の「観察者の視点として見る」を行った参加者だけはビデオを見ても感情に左右されなかったそうです。まあ、相手を他人事のように見れば感情は伝染しないっていう話で理解しやすい内容ですよね。
なんかちょっと感情的に接してくる人がいた際は、俯瞰して一つのドラマのワンシーンのように観察者としてみてみるのがおすすめです。僕もよくこういう形で苦手な人との会話はやり過ごしています。まあ、あんまり何を言われていたのか覚えていないのが難点ですが笑。

共感レベルも高くなる

ただ、ここで少し面白いことは、「観察者の視点」でビデオを見た参加者は、なぜか相手への共感レベルも高かったって結果が出ていることです。相手の感情には左右されないのに、感情そのものを深く共有することができてしまったってわけですね。
なぜこういった現象が起きるのかというと、どうやら「観察者の視点」をとることでそのままの状態を客観的に見ることができるからっぽいです。相手の身になって考えたりすると、つい感情移入しすぎちゃって自分の記憶と結び付けて解釈してしまいやすくなります。
なので、観察者の視点でいることで相手の感情をそのままクリアに見ることが可能になるわけなんですね。
視点1つ変えるだけで、相手からのネガティブな感情に侵されることもなければ、共感レベルも高まるのですから実際にやるしかないでしょうか。

サマリー

さて今回の記事をサマルと、

  • 情動感染から逃れるためには、観察者の視点で今の状況を見るようにしよう

という内容でした。

友人や恋人、周りの同僚などが悩んでいたり、不平不満を言っていたら「観察者の視点」で寄り添ってあげて、共感レベルを高めて話をしっかりと聞くことが相手からのネガティブな感情に侵されない方法になります。相手もネガティブな状態でこっちもネガティブな状態になってしまったら建設的な解決へとは一向に進んでいかないですからね。
また、この「観察者の視点」というのはマインドフルネス瞑想や認知療法の世界でもよく強調されている言葉ですので、「観察者の視点で見れるように鍛えたい!」と思うのであれば瞑想を行ったり、マインドフルの状態になる練習を行ってみると効果的だと思います。
最初はイメージすることができず、どうすれば良いのか分からない場面が多々あるかと思いますが、徐々にできるようになっていくものですので、避けられない人間関係がある際はぜひ試してみてください。