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【油の科学】勤め人こそ良い油にこだわるべき理由

どうも管理人のちはるです。勤め人として最高のパフォーマンスを出すために、常に脳のコンディションを良くしようと試行錯誤している今日この頃。過去にも「なんで運動すると脳にいいのか」とか「小説読むと脳トレになりまっせ」なんて記事も書いておりますので、色々ご参照していただけると嬉しいです。

そこで今回は脳に良い食品「油」についてのご紹介です。脳に炎症を引き起こす油でトランス脂肪酸というものがあるわけなんですけれども、定期的にトランス脂肪酸を体に摂取すると様々な健康被害やパフォーマンスの低下につながります。最近ではテレビや雑誌でもよく取り扱われているため既知な方が多いと思います。今回はトランス脂肪酸の摂取しすぎによる危険と、代わりに摂取した方が良い油をご紹介していきます。

え、もっと早く知っておきたかった…トランス脂肪酸の怖い話

まず僕たちが普段食事などで口にするトランス脂肪酸は、ほとんどが天然の物ではなく、工場で加工されてできているものであることは知っていますでしょうか。つまり、人工的に作られた油ということです。

天然の油脂に水素を加えて飽和させ、不飽和脂肪酸(解けない)から飽和脂肪酸(解ける)に変えてできるトランス脂肪酸(硬化油脂)は本来、人間の体が摂取・消化することを意図されていない脂質なんですね

  • 天然の油脂+水素=飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)

わずか数世代前の私たちのご先祖さんたちは、この脳に害を与える物質を全く口にしていなかったのは当然のこと。しかし今日では、賞味期限を延ばすためや製造コストの削減などの理由で頻繁に使用されるようになりました。時代の変化で知らないうちに体に悪いものを日常的に摂取しているということを知っておいたほうが良いですね。

【要注意】トランス脂肪酸が及ぼす脳への悪影響とは

トランス脂肪酸は、健康な脂質(オメガ3など)の代わりに体内で消化され、細胞膜の材料として使われます。天然の脂肪酸ではなく人工的な脂肪酸が脳細胞に使われた結果、様々な悪影響が生じます。脳科学の領域で長年研究をしているスタンフォード大学の研究者であるロバート・ハリザル博士は、

「トランス脂肪酸を摂取すると脳細胞膜の透過性が過度に高まる」

という重要な発見をしたしたそうです。

透過性が高まるということはつまるところ、いろいろな有害物質が脳に入り込みやすくなるということです。当然ですが透過性が高まるとウイルスや毒素などの有害物質が入り込みやすくなった結果、脳信号を混乱させ、脳細胞の機能を衰えさせます。そうなると認知能力の低下にも繋がるというわけですね。怖すぎ…

過度に気にしすぎるのも良くないですが、毎日のように摂取するのは控えたほうが良さげ(僕は徹底的に食生活から排除をしていますが)。アメリカの食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸の使用を禁止するのも頷けますね。日本も近い将来トランス脂肪酸の規制がかかるかもしれませんね。

トランス脂肪酸を含む代表選手たち(ブラックリスト)

ちなみにトランス脂肪酸を多く含む代表的な食べ物は以下のようになります。

  • マーガリン
  • クラッカー
  • クッキー
  • パイ
  • ショートニングスナック食品
  • サラダ油(ドレッシングも含む)
  • ドーナツ
  • フライドポテトetc…

どれも手軽に買うことができ、さらについつい食べ過ぎてしまうものばかりです。他にも「トランス脂肪酸の含有量0グラム」と書かれてある食品でも、1食分あたり一定未満の少量(0.3未満)のトランス脂肪酸の非表示での使用が許可されているため、積み重なると怖いので要注意(R)。

ご紹介します、脳に良いおすすめの油

「ほな、何の油が身体に良いの?」って話ですが、トランス脂肪酸ではなく体にいい油を使った食べ物に切り替えることで、脳や心の健康を大きく改善することが可能であります。その助太刀をしてくれるのがオリーブオイルです。

「オリーブオイルは健康にいいよ~」っていうことは科学界のゆるぎない答えの1つになっているわけですが、日々使っている油をオリーブオイルに替えるだけで認知機能の向上や健康状態の維持にもつながります。

オリーブオイルに含まれているオメガ3脂肪酸は、必須脂肪酸ともいわれており一定の割合で摂取することが望ましいとされています。さらに、オメガ3脂肪酸が不足している人はそうでない人に比べて、トランス脂肪酸を2倍も吸収しやすいため、脳はさらに傷つけられてしまうことも分かっていたりします。オメガ3に関してはメリットを細かく紹介している機関やお医者様もいますので、気になる方は自分でもっと深く知ると様々なメリットがあることがわかるかと思います。

サマリー

今回は脳のパフォーマンスをよくするための「油」についてのご紹介でした。本記事をざっくりサマルと、

トランス脂肪酸をなるべく減らす食生活に変え、脳に良い油(オリーブオリーブオイル)を選ぶようにしていこう!

って感じです。僕自身、食生活でまず変えるとしたら真っ先に油を見直します。それくらい油は自分のパフォーマンスに関わる重要なファクターです。

ほかにもトランス脂肪酸には、関節炎、がん、糖尿病、心臓病などの深刻な疾患をもたらす炎症を引き起こすことに結びつくと言われております。炎症は万病のもとです。その原因となるトランス脂肪酸はなるべく避けて、代わりに良質な油を摂取したり、代用したりすることが吉です。

今の僕のパフォーマンスを保ってくれているのも良い油を取ろうと小さく積み上げていることが助けになっているのかもしれないので、ぜひ良い油を摂取するように心がけてみてください。