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学んだことを記憶に定着させたい方への処方箋

先日、毎週友人と放送しているラジオにて、今後どんな事を学んでいきたいか話していました。過去にはおすすめの本など紹介している記事も書きました。最近UDEMYなどでお金を払って学ぶことや、無料でも学べるコンテンツを利用してコーチングや心理学、統計学などの勉強をしております。

ラジオの中ではどんなことを学んでいきたいのか、これまでどんなことを学んできたのか話しておりましたが、このブログでは、僕が勉強したことをどうやって記憶に定着させているのかということについて綴りたいと思います。

 

大学時代は塾講氏もやっていて、どうやれば記憶に残りやすい学習ができるのかということもかなり勉強しており、科学的に根拠のある学習方について多くのインプットとアウトプットを繰り返してきました。それを元に今回は王道で普段使っている方法をご紹介します。

 

教えるつもりで学習をする

今では本や論文で科学的に正しい学習法なども世に出回っているので、独自で僕が考えた画期的な学習方法ではないのですが、効果的なもであることは確かです。(これで資格取得や大学のテスト、独学での記憶定着にかなり役立ちました。)

 

結論から先に言うと、「人に教えるつもりで学習をすると効果的ですよ」と言うことです。結構色んな場所で謳われていることなのでご存知の方も多いかと思います。

 

僕は、ラジオ放送やブログなど、アウトプットする環境を持っているので、その際に何か伝えたいことがある場合は、中学1年生でも分かってもらえるように言葉を言い換え、教えるつもりでアウトプットしています。この積み重ねでインプットしたことが記憶に定着しています。

 

僕の実体験だけでなく、大学の研究でも同じ結論を導き出しているものもございます。2014年にワシントン大学で行われた実験(R)では、「ほかの学生に教えなきゃ!」と思いながら勉強したグループのほうが、勉強した内容を正確に思いだせる確率が高く、特に重要な情報ほど記憶に残っていたことが述べられています。

学生を下記の二つのグループに分けました。

  • この後にテストがあると思って勉強する
  • この後にほかの学生に教えると思って勉強する

シンプルですよね。「テストのため」か「誰かに教えるため」で意識を変えただけで、学習効果が違ってくるんですね。

 

研究者の方が言うには、

簡単な指示で、学生にの心の持ちようは簡単にポジティブな方向に変わり、勉強にかなりの影響を与える。人に教えようとしなければならない時、私たちは自然と要点や重要なポイントを探し、それらをまとまった情報にまとめ直そうとする。この実験で分かるように、「人に教えなきゃならない」と思うことで学生たちも効率的な勉強法をとるようになったわけだ。

とのこと。「人に教える」と思うことで、自然とベストな学習法を選ぶようになるようになるとんですね。この論文をみて、私も塾講師時代は「”ここ”と”ここ”を今日の終わりに先生に説明して教えてね」というとやはり定着率や定期テストの点数が格段に変わりました。

 

サマリー

今回は記憶定着に効果的な学習法について綴りました。サマルと

  • 記憶の定着率を上げるためには人に教えるつもりで勉強しよう!

と言うことになります。

社会人の方はもちろん、学生の方で資格の勉強や身につけたい学問など様々な学習の場面に使えるかと思います。さらにコツとしては、誰か実際に教える人、もしくは話せる人を実際に決めておくといいかもしれません。

 

誰かがいなければ、僕のようにブログに綴ったり、ラジオで放送してみるのもありかと思います。実際に私もブログやラジオを初めてから、本の内容や論文の内容は頭に残りやすくなったように実感しております。

漠然とインプットするだけよりも、アウトプットとセットにすることで、より記憶に定着しますし、実生活で生かせる場面が格段に増えてきます。

 

社会人になって新しく何か学習してみたい方や仕事上覚えることが多い方などはぜひ実践してみてください。他にも、おすすめの記憶の定着方や学習法があれば是非教えていただけますと幸いです。